無職がオツシャレなブックエンド作るよー

 

図書館は人類の発明した仕組みの中で最高に文化的な公共福祉だと思います

だって僕のような東京の片隅で燻っているなんの生産もせえへん無職魔法おじさんにだってさえも分け隔てなく本をタダで読ましてくれるのですから

 

「なんの生産もせぇへん貴様のような生ゴミが社会セーフティーネットを利用するなんてけしからん」なぞと思うのかもしれませんけれどもねみなさん

借りてきた本の20%ほどはほとんど読まずに返却しておりますゆえコストもなんと5分の1。なのでご安心くだされ

 

飽くなき知への探究心というよりも、納めた住民税のいくらかばかしでも取り戻そうと貧乏根性を丸出しにしているだけなーんてことはこれっぽっちもないのですが、

今日も予約してあった「まんがで読破」シリーズを受け取りにやってきました

 

「まんがで読破」シリーズというのは、漫画とは言へ「君主論」とか「幸福論(非林檎)」、「自由論」であるとかの、

活字のままであれば一生興味を示すことのないそして読んでいれば一目置かれるであろうそれらの文化的で洗練された深い文学作品を、

漫画という一般大衆俗人向けの形式で知識として取り込むことができ、それでいても最終的には「絵じゃん」と俗物扱いされてしまうすごいシリーズです

もうね、もう活字読むのキツイんすよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出入り禁止になるかならんかギリギリのところでにほいを放つている仕事とかしていないであろうおじさん達が鳥獣戯画竜頭蛇尾画竜点睛している読書スペースを通り抜けて、受け取りカウンターの列に並びます

したら後ろに並ぶ知らんババァが話しかけてきました

 

 

婆「赤ん坊でもいるのかと思いましたよ」

羊「はい?」

婆「そのリュック」

 

おばさまは僕がすぐ本を取り出せるようにと前に背負って(腹負って)いたリュックを指し示しました

ははぁ、確かに、お腹が出ているように見えるかもしれない。でもね、

 

 

羊「僕おとこですけど

婆「でも今の人ってすごいほっそいから、赤ん坊いてもわかんないのよ」

羊「そうではなくってですね、」

婆「上着をこうやってね、かぶさっちゃうともう全然わからないの」

羊「いやあのですね、」

婆「え?なに?ワンちゃんでも入っているの?」

 

尊敬してやまないあまりに出川哲朗さんと同じような髪型にしたばかりの僕でしたが、このおばあさまとは一向に話が通じませんな

 

僕の番が来たので、話は通じてないままでしたが「ちと失礼」なんつって振り切って、カウンターで本を5冊だけ選んで受け取ります

大田区は、貸出上限が12冊なんです

世界五大言語である6カ国後をお勉強中である僕は、そっち方面の参考書で6冊とか7冊とか借りてしまうと、意外とすぐパンクしちゃうですね

 

本を受け取ったらババァに「それじゃあどうも」なんつって軽く挨拶をして図書館を出ます

 

 

 

お外は快晴。途中の団地を通り抜け、そこでぐでーっとやる気のなさそうな赤ん坊を抱っこしているお母さん

 

 

そこで僕は気づくんですけど、そこで僕ははっと気づくんですけれども、

さきほど僕はてっきり生まれる前の、お腹の中にいる赤ん坊の話をしているもんだと思いこんでおりましたが、

あの育ちの良さそうなババァは、生まれた後の、パパに抱っこされている赤ん坊だとして話をしていたのですね

 

今やパパだって赤ん坊を囃し立てる時代ですから僕の性別が男なのか女なのか魔法おじさんなのかなんてのは関係なくって、

赤ん坊を抱っこし図書館でばかみたいに自分の順番を待つお父さんだって当然いてもおかしくはないわけで、

そうなってくると、相変わらず僕は人の話を聞くのがヘタクソなAというよりむしろB、

話が一向に通じなかった原因はこの人の良いおばさまというよりむしろ自分の方だったという

 

 

視界に入っているのに「障害物」として脳内処理されず水牛を車ではね飛ばしてしまった沖縄県民のように、

自分は意外と話をきいていないようでいて実はほんとうに聞いていないんだなあと反省したとある日の午後でした

 

 

 

 

 

 

お勉強に使う本は、

 

ブックエンドで両サイドを挟んで立てておくのですが、机もブックエンドもツルツルでなんとも相性がよくなくってですね、すぐ倒れちゃう

 

 

 

( イライラw )

 

 

 

 

せっかくリャンメンテープを駆使して滑り止めまで小細工したのにー

 

 

 

 

 

 

 

そんなわけで、かさばらない本立てを買おうと思ってゴーグルで検索をします

 

 

 

 

 

 

 

こんなのとか、いいんじゃないですかね

 

 

使わない時は突き刺さってる金属の棒を剛力でひっこ抜いてしまえばコンパクトに収納できそうですし

お値段も3000円JPNくらいでしたしこれでいいっかーとショッピングカートに入れて、僕のお買い物って大概そうなんですけど、カートに入れてから僕は気づくんですけど、そうなってから僕はある重要なことに気づくんですけれども、

 

 

 

 

 

 

( これだったら自分で作れるのではないかな? )

 

 

 

 

 

 

 

見たところ、浜辺に流れ着きましたみたいな木の板っきれに、ひん曲げた金属の棒っ切れを突き刺すだけのように見えますし

 

 

 

 

 

そんなわけで次なりましては早速100円ショップにやって参りました。このフットワークの軽さが無職。

 

ちょうどよさそうな木の板は発見したので、今度は丁度よい太さの金属の棒を探します

 

針金みたいに細いのだと本の重みでぐにっとしてまたイライラさせられてしまいそうなので、ある程度太さのあるものを探します

 

しかしながら、せっかく車出してやってんのに無礼な振る舞いをする同乗者の鼻を左にひん曲げるのは得意な僕なんですが、

若い頃バイトしていたレストランの冷凍庫に眠っていたカチンコチンコな業務用アイスクリームとでかいスプーン片手に格闘した末に「手が痛いーん★」なんて敗北を喫しパートのおばちゃんに交代してもらっていたわたしが、

そんなある程度太さのある金属製の棒を自分の掌で狙ったとおりのカーブを描きつつひん曲げれるんだろうかなあなんてところが心配になってきたりもします。

 

でもまあまあその時は隣の部屋に住んでいるラグビーで言へば重量フォワードなお姉さんに曲げるの手伝ってもらえばいっかー

 

 

 

 

 

なんてブツブツ考えながら店内を物色していたら あ”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

( あ” )

 

 

 

 

 

 

本来は皿立てのようなのですが、皿を立ててよいのであれば本も立ててよいのではないかなあ

 

 

 

 

とひらめいて買ってきてしまいました

 

 

 

 

 

 

 

 

ビヤハハハハハハハ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

折りたたみもできるんですよ

 

 

 

頑張って12冊立てれる感じですが、左右6本ずつある木の棒を必要に応じて間引いてけばもう何冊か立てれれそうです。接着剤でくっついているので、かっぱ寿司行く着いでに今度は接着剤溶かすやつをかってこよう。

 

 

 

 

 

 

最初は¥3000の本立て買っちまおうとゴーグル検索したらそれが¥300くらいで自作してみるヒントになって、材料買いに100円ショップに向かってみれば結局薬局最終的には¥100で収まってしまうという、

 

以上、ゴーグルと100円ショップには生きるヒントがいっぱい!無職がオツシャレなブックエンド作った(作ってない)よー! でした。

 






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