新生活 旅立ちの空 桜色
みなさまあけましておめでとうございます。
前回の記事でも新年のご挨拶はしましたが、あれ書いてたのって12月31日でして、
やはり年が明ければあらためて挨拶したくなってしまうところが日本人たる由縁なのかもしれませんね。そんなことないですね。
みなさまあけましておめでとうございます。
さてさて時は数日ばかしを巻き戻りまして、
僕は無事に蒲田のシェアハウスに引っ越しを終え、
早速周辺をぶらぶらするところからお話が始まります。
この町は以前住んでいた中央区とはなんだか毛並みが違うようで、
スーパーの入口、出口がある程度セキュリティされています。
つまりは、腰ほどの高さの手押し扉をヒップボーンで開けて入場しないと、お買い物ができないのです。
こんな光景、フィリピンはセブ島のスーパーマーケット以来ですかね。
( どんだけ万引かれたかな )
この手押し扉導入までの経緯を想像すると、ちょっとこのスーパーマーケットに同情してしまいます。
( 随分と安いんじゃのう! )
おにぎりが随分と安いんで、30%引きかなんかになってんのかなあなんてマジマジ見つめてみても、
割引はされていなくって、おむすび一個48円って、なに?
こんな破格なお値段を前にしても、逆に不安になってしまい手放しで喜べていない手なだけに手を出せずにいる僕は、
まだまだ蒲田に適応できていないのかもしんない。
おむすび一個がこんなに安いんだったら、他の商品なんてどうなっちゃうんだろうと通り一遍周ってみますが、
肉とか魚とかパンとか、言うほど普通のお値段でした。
野菜なんて、中央区のマルエツプチより高いくらいでしたしね。蒲田よくわからん。
立派なキッチンもあることですし今日から自炊生活を始めてみようと、
取り敢えずスパゲッティとアサリとお水と麻婆豆腐の元を買って帰ろうと思います。
レジのおばさまは買った品物を会計済みの証である緑色のかごに入れてくれるのですが、
それをただただ手渡されるだけで戸惑う僕。
( 袋的ななにかを、、、 )
ビニール袋は有料で、1枚6円なんだってー。
おばちゃんは、ダンボールだったらいくらでも持ってっていいわよと、
てんこ盛りに積み上がったダンボール置き場を教えてくれました。
柔軟剤の入っていたであろうダンボールに買った品物を詰めて、下りのエスカレーターに乗ります。
エスカレーターで突っ立ったままただただ降るのがなんとも我慢できないせっかちな僕は一歩足を踏み出すのですけれども、
ダンボール抱えてると足元が見難くって、足がぐねってなってでぅわぁああああああと7段下まで転げ落ちそうになってしまいました。
危うくお会計完了後10分以内にパスタ麺を食べやすいよう粉々にしてしまうところでした。
ビニル袋もらえないだけで、人とはこんなにも急激に生きるのが困難になってしまうんだなあ。
早速素敵なシステムキッチンでお料理デビューでーす。
( 鍋でけええええ )
おっきい寸胴鍋に大量のお湯でパスタを湯掻くのって、夢だったんですよね。
クッキングヒーターに寸胴鍋をセットします。
( お湯沸かないw )
このクッキングヒーターも、それなりに火力はあると思うんですけれどもいかんせん鍋が大きすぎました。
湯沸かしポットで別にお湯を沸かしてそれを鍋に足したりするんですが、いかんせん鍋が大きすぎました。
だって俺こんな大量のお湯を煮沸わかしたことないからさあ。
( もうやんないw )
ぁーあ、マーボーあさりソースが食べやすい温度に冷めちゃった。
1時間くらいかかってマーボーアサリスパゲッティの完成です。
ビャハハハハハハハハ(しょっぱい)
次はお鍋をひと回り小さくして再挑戦したいと思います。
こうして始まった新生活。
ゆっくりと、新しい町にじわじわ馴染んでいきたいと思います。
以上、蒲田行進曲プロローグ 旅立ちの空は桜色!でした。