胆石除去手術と向き合って 西の空にお祈りする日

 

丁度一年前あたりですかね。

 

こう見えて僕は2017年の1月から3月までの2ヶ月間ほど、
フィリピンはセブ島まで英語留学に行っておりました。

 

とは言へ僕のセブ英語留学は学校に通うたぐいのものではなく、
すべてを自分で手配しなければいけないダイナマイト・完全・自分アレンジ留学でしたため、
まずは英語の先生探しから取り掛かるわけです。

 

しかしながら、個人売買サイトで家庭教師を募集しようとするも失敗し、
フィリピンの一流大学に侵入して一流の大学生の中から一流の家庭教師を募ろうとするも失敗し、
セブ島到着後7日以内に早くも僕のフィリピン英語留学はドン詰まりを見せていました。

 

そんな時に、当時滞在していたゲストハウスの、僕の向かいのベッドに偶然やってきたのがアンナ先生でした。

 

この偶然がなければ英語留学はどうなっていたかなあなんて今思うとその危なっかしい無計画っぷりがぉぉおおお恐ろしい限りなんですが。

 

この「花に鳥」「風に月」「沖縄にハイビスカス」みたいな僕とアンナ先生の運命的な出会いをきっかけとして、
僕の英語留学はぐるぐると動き始めたわけなんですけれども。

 

 

 

そんなアンナ先生から先日、メールが届きました。

 

いつもはVIVERというメッセージアプリで連絡をよこしてくるのになんだなんだとメールを読んでみると、
Gallstoneをremovalするためのsurgeryをscheduledしているという。

 

 

 

えーっと、ゴーグルで検索っと。

 

 

 

 

 

 

 

 

( ガ、ギャ、Gallstone?、 意味、、、 )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

羊「 ま さ か の 胆 石 除 去 手 術 」

 

 

 

 

 

 

 

これはいけない、

 

 

 

 

 

 

これはいけなーい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはいけなーい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはいけなーい、さすがのサンダーストームもこれは茶化せなーい

だって俺この手術がいいもんなのか悪いもんなのかもわからねえもの。

 

 

 

 

 

 

ハァハア、、、

ゴーグルで検索、、、

 

 

 

 

 

 

( 胆石 手術 成功率 )

 

 

 

 

 

 

 

 

むむむ

 

 

 

 

 

 

 

少なくとも日本では、どうもそこまで深刻な手術ではない模様ですが、、、

 

しかしながら、とは言へさすがのサンダーストームといえども言葉を最大限に慎重に選びながら、

かつての恩師にメールを返します。

 

 

羊「うげげ。その手術は成功的ですか。簡単的ですか」

ア「希望的です。成功すると思います。手術の前日からわたしは病院に閉じこめられるでしょう」

 

 

 

幾分ホッとした私は、先生に元気を出してもらおうとちょっとだけ大胆なメールを送ります。

 

 

 

 

羊「わたしは神を信じていませんが、西南の空に向かって祈ります。これはJapaneseお祈りです」

 

 

という文面と、フィットネスルームで逆立ちした写真を添付して送ってみたのです。

なんと言いますか、気の利いた言葉が浮かばなかったのです。英語ですし。

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんな時と場合じゃねえから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

って本気で怒られたらどうしようとちょっと土器土器でしたが、

 

「羊、私に対して本当にたくさんをありがとう」

 

という返信を受け取り、また一安心です。

 

逆さまになることで一人の人間を元気づけられるというのでしたならば、

わたしはいくらでも逆さの宙吊りになることを厭わないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

( 吊るすって話しはしてな、、、い  よ? )

 

 

 

 

 

 

僕は先生の無事を祈ります。西南の空に向かって、朝晩2回。

 

 

 






先生の無事をお祈りします
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